進化するタイムレコーダー

サラリーマンの勤怠管理と言って思い浮かべるのはタイムレコーダーでしょう。慌てて出社したらタイムレコーダーの時計が遅れてたなんどということを経験した方もいるのではないでしょうか。文具販売店や文具販売サイトで取り扱われているタイムレコーダーは色々な種類があります。違いを見ていくとまずは時計に目が行くのではないでしょうか。アナログ時計のものとデジタル時計のものです。デジタル時計であれば退勤時に早く打刻してしまうという失敗は防げますね。値段も1万円台から10万円近くするものも。やはり性能の違いが大きいようです。

最もシンプルな機種は時計の調整や出勤や退勤を選択するボタンが付いており、選択された欄に時刻を打刻するタイプです。印字のインクはインクリボンです。ちょっと進化したタイプは時計にバックライトがついて、夜勤などの特殊な勤務でも対応できるようにボタンが増えた機種です。さらに集計機能がついていて、その集計機能が正社員とパートに分けて集計できる機種があります。タイムレコーダーにとって時刻は命。時計をずらされてしまったら集計する意味がありません。そんな時刻変更を防止する機能が付いた機種もあります。勤怠のデータを表計算ソフトや会計ソフト、勤怠管理ソフトのデータとして利用できるようにした機種も出てきています。このような機種になってくると値段は高めになってきます。ここまではタイムカードに印字をするタイプでしたが、増えているのがICカードを使用するタイプです。ICカードをタイムレコーダーの読み取り部にかざすと、ICカードのデータを読み取りそのICカードのデータと時刻を一緒に記憶します。また大きな事業所などでは入口の各所にICの読み取り機が設置されて、オンラインでデータを転送するシステムになっている場合があります。

このICカードを利用する会社が増えています。勤怠管理以外に名札代わりにしたり、セキュリティドアの開閉に利用したり、食堂の会計、またパソコンや装置のアクセス権限を確認したりと多くの利用法があります。また社内専用のICカードだけではなく交通系のICカードと一体になったカードを利用している会社も出てきています。このカード1枚で通勤の定期券、通勤途中の買い物、出社退社の管理、セキュリティの管理などできてしまうので便利な反面、紛失すると大変なことになってしまいます。便利になっていますが責任も大きいです。

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